ゲームの成長に伴い、より迅速に行動し、より良い意思決定を行うためにはできるだけ多くのデータへのアクセスがあることが必要です。そしてこれらは、アップデートされたSupersonicプラットフォームで手に入ります。プラットフォーム上の3つの新しいツールにより、パブリッシングの各部分に対する透明性が向上し、より強力なゲームを構築することができます。
マーケタビリティツールについては、こちらの記事ですでに説明しました。ここでは、ゲーム内パフォーマンスに移行し、レベルアナリティクスとクラッシュセンターに焦点を当てます。これらのツールを一緒に使用して、プレイヤーがゲーム内をどのように移動しているかを完全に把握することで、リテンションやプレイタイムなどのゲーム内メトリクスをより効率的に最適化できます。
レベルアナリティクスとクラッシュセンター、またプラットフォーム上のその他の機能の構築をサポートしたSupersonicのプロダクトマネージャーであるMeital Uziel氏が、この2つのツールと、ゲーム内パフォーマンス全体を向上させるためにこれらをどのように活用できるかについて話します。
傾向をより迅速かつ簡単に特定
ゲームのパフォーマンスと安定性を一元的に把握することで、傾向を簡単に特定し、最適化すべき箇所を特定することができます。レベルアナリティクスとクラッシュセンターは、最も重要なゲーム内メトリックを手の届くところに置き、高度に可視化することで、まさにこれを実現します。ハイパーカジュアルパブリッシングではスピードが不可欠であるため、最初からゲームパフォーマンスの全体像を把握しておけば、動揺するような場面を避けられます。
最も関連性の高い指標を把握する
過去には、ゲームのパフォーマンスに関する洞察を引き出すためには、数十ものKPIを見る必要がありました。さらに正しい指標を見ているのか、または重要な指標を見落としているのかなど、判断することも困難でした。しかし、レベルアナリティクスとクラッシュセンターは、ゲーム内パフォーマンスに関する最も重要な情報を把握する簡素化されたKPI一式で、この課題に対処します。
レベルアナリティクスの3つのC
レベルアナリティクスでは、これらの指標を3つのCと呼びます。その意味は:
- 完了率(Completion rate):レベルを完了したユーザー率
- 継続率(Continue rate):前のレベルを完了した後、次のレベルを開始したユーザー率
- コンバージョン率(Conversion rate):前のレベルを開始した後に次のレベルを開始したユーザー - プレイヤーがレベルを開始した後にそのレベルをスキップした場合に発生します。
これら3つのKPIを使用すると、分析が簡素化され、傾向の発見が容易になります。例えば、継続率を見ると、レベル4の後にベンチマークを下回ることがわかります。これは、ユーザーがレベル4を完了した後、レベル5でプレイし続けなかったことを示します。
このプレイヤーの離脱がわかると、レベルの難易度やレベルの長さなど、継続率の低下を引き起こす可能性のある原因について調べることができます。この例では、レベル4の失敗率が高かったことがわかります。これは、レベルの難易度が高すぎることを意味します。問題を診断すれば、解決することができるようになります。
すべてのデータが目の前にあれば、傾向の発見、原因の発見、問題解決がより効率的になります。
レベルアナリティクスに関するすべてのデータが目の前にあれば、傾向の発見、原因の発見、問題解決のプロセスがより効率的になります。
クラッシュフリーセッション
クラッシュセンターでは、アプローチは似ていますが、KPIは1つだけ、クラッシュフリーセッションを使います。ツール全体が、技術的な問題のなかったゲームの部分を理解し、問題が発生したエリアを見つけるのに役立つように作られています。しかもこれは、1つの指標のみで行われます。
まずハイレベルを見ると、クラッシュフリーセッションバーとクラッシュフリーレートが一番上に表示されています。つまり、これらの指標だけでゲーム全体の健全性がわかります。バーが黄色または赤色を差している、つまりレートが低い場合は、技術的な問題があることを意味します。
これをより深く掘り下げて、問題をさらに特定しましょう。クラッシュセンターでは、日付、ビルド、デバイスバージョン、国、OSバージョン別にクラッシュフリーセッションの内訳を取得できます。これで、より早く、より正確に技術的な問題を特定して解決できます。
問題を正しく特定することでプレイヤーの離脱を低減する
レベルアナリティクスとクラッシュセンターはどちらも、どこでユーザーが離脱しているのかを特定するのに役立ちます。どこで離脱が発生しているかがわかるだけでなく、コンテンツの問題であるのか、技術的な問題であるのかを診断することもできるため、どう問題を解決し、どうゲーム内のメトリクスを改善するかの解明に確信を持つことができます。
レベルアナリティクスとクラッシュセンターでは、コンテンツ問題であるか、技術的な問題であるのかを診断することもできるため、どう問題を解決し、どうゲーム内のメトリクスを改善するかの解明に確信を持つことができます。
例えば、レベルアナリティクスで、最近のビルドであるレベルの完了率が低いことがわかったとしたら、クラッシュセンターからビルドの項目をフィルタリングします。そして、そのビルドのクラッシュフリーセッションの発生率が低かったとがわかれば問題は技術的なものである可能性があります。その後、クラッシュセンターで問題を掘り下げ続ければ、発生した日時と場所を正確に特定できます。
しかし、そのビルドのクラッシュフリーセッションの割合が高く、ゲームの健全性が全体的に良好に見える場合は、おそらくコンテンツの問題でしょう。レベルアナリティクスを使用すると、ビルド間で比較し、ゲーム内のパフォーマンスを詳しく調べて、ユーザーがレベルを完了する前に離脱する可能性のある傾向を見つけることができます。次に、レベルの難易度や長さの変更などのテストを実施し、最善なものを実施して完了率を改善します。
ゲーム内最適化のための一元プラットフォーム
Supersonicプラットフォームには、より強力なゲームを構築するためのワンストップショップとして、これらのツールだけでなく、さらに多くのツールがあります。クラッシュセンターとレベルアナリティクスがあれば、ゲームの健全性をモニタリングし、洞察を抽出し、ゲーム内のパフォーマンスを最適化するために、いちいち外部プラットフォームにアクセスする必要はありません。これらすべてのタスクを1か所で処理することで、効率性が向上し、影響力の大きい意思決定を行うためのより多くのデータが得られます。
ゲームの健全性を監視し、洞察を抽出し、ゲーム内のパフォーマンスを最適化するために、外部プラットフォームに向かう必要はありません。
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