Case Study

SAT-BOXはNintendo Switch、PC、モバイルなど、ジャンルやプラットフォームを問わず100以上のタイトルをリリースしている日本のゲームスタジオです。彼らは会社初のハイパーカジュアルゲームである「Draw Weapon 3D」を世界的なヒット作に育てるためにSupersonicと提携し、ともに素晴らしい結果を残しました。SAT-BOXのゼネラルマネージャーであるNachi Tatsuya氏が、Supersonicのチームと協力してゲームを磨き上げ、米国でAndroidの総合アプリランキング1位を獲得した経験について語ります。

グローバル化へ

私がゲーム開発の仕事を始めたのは10年前ですが、当時は日本国内向けにカジュアルゲームを中心にセルフパブリッシングしていました。現在、私たちはより多くのグローバルなユーザーにリーチすることを目指しており、ハイパーカジュアルゲーム開発への参入はそのための最適な手段です。ハイパーカジュアルゲームは運営の負担が少なく、短期間で、世界中のユーザーが簡単にアクセスできるゲームをデザインすることができます。

"私たちはより多くの、世界中のユーザーにリーチすることを目指しており、DrawWeaponは世界中に拡大する本当の可能性を示しました。"

- SAT-BOX株式会社 ゼネラルマネージャー 名知達哉氏

Draw Weaponは当社が開発した最初のハイパーカジュアルゲームのひとつで、グローバルに展開できる可能性を秘めていました。そこで私たちは、ゲームを成長させるために海外のパブリッシャーを探し始めたのです。世界中のユーザーへのリーチ、ゲームのスケールアップや海外市場への参入に役立つリソースやサポート、見解の提供について手助けを求めていました。

トレンドのメカニックを次のレベルへ

Draw Weaponのアイデアは、トップチャートにランクインしている、絵を描くメカニックのハイパーカジュアルゲームを見たことから生まれました。これらのゲームでは、ユーザーが単純な線を描くというメカニックがほとんどです。私たちはそのアイデアを発展させ、絵を描くメカニックはそのままに、ユーザーにゲーム内で使用できる実際のオブジェクトを描かせるようにしました。

プロトタイプを作成したあと、Supersonicでテストを行い、次のような指標を達成しています。

  • CPI $0.36
  • D1リテンション 31%
  • プレイ時間 900秒

CPIは次のパブリッシングの段階に進むために十分な数字だったため、Supersonicのチームと一緒にゲームの構築を始めました。

私たちはまずCPIを下げてリテンションを上げることに重点を置き、最初の絵を描くメカニックの幅を広げることから始めました。このことによって、ユーザーは何かを描くと実際に武器を手に入れることができるのです(たとえ描いたものがトレースしたものと似ていない場合でも)。たとえば、戦闘シーンで自転車をなぞると、最初は絵のとおりに表示されていたものが、やがて2つのハンマーに変化します。バズーカ、魚、火炎放射器など他の人気ゲームでトレンドになっている武器やおもしろいオブジェクトを登場させることで、CPIを下げることに成功したのです。

Supersonicチームの提案とサポートを受けながらA/Bテストを実施し、ゲーム内の指標と収益を改善しました。レベルアップ後の報酬として武器パックを導入し、D1リテンションを5%向上させた事例もあります。また、インターステイシャル広告のタイミングもテストし、成功したバージョンを導入したところ、D0のARPUが$0.05上昇しました。ゲームを構築し、ゲーム内指標とARPUを最適化するにつれて、SupersonicチームはIPMを改善し、CPIを下げるクリエイティブの設計と反復を支援してくれたのです。

Androidで1位、iOSで2位を獲得

ソフトローンチまでに、D1リテンションは38%まで上昇し、プレイ時間は1200秒まで伸びました。これらの指標は私たちが成功するという兆しであり、私たちのこれまでが正しかったことを証明してくれたのです。そしてアプリは収益性を維持しながら、Androidでは米国で総合1位、iOSでは米国で2位を獲得しました。

Supersonicのチームとは勤務時間が異なり、毎日1時間ほどしか重なっていませんでしたが、明確なフィードバックとタスクの優先付けをしてくれていたので、ゲームを改善するために次に何をすべきかが常にわかっていました。また、私たちは世界的に人気を博した韓国ドラマのスキンを導入するなど、独自のアイデアを持ち込んだのですが、Supersonicはそれを快く受け入れ、実装の手助けをしてくれたのです。

"ブレーンストーミングセッションでは私たちを巻き込み、有益なアドバイスをくれ、提案したアイデアも受け入れてくれるなど、Supersonicチーム全体がサポートしてくれていると感じました。"

- SAT-BOX株式会社 ゼネラルマネージャー 名知達哉氏

ブレーンストーミングセッションでは私たちを巻き込み、有益なアドバイスをくれ、提案したアイデアも受け入れてくれるなど、Supersonicチーム全体がサポートしてくれていると感じました。そして、これらすべてを効率的に、迅速に実行してくれたので、私たちのゲームがトップになるまでそう時間がかからなかったのです。パートナーとしてSupersonicと共に今後もさらなるヒットを目指し、世界中のユーザーにリーチするという目標は達成できると確信しています。

 

Let's put these tips to good use

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