どのプロトタイプをゲーム全体に構築するかを決定することは、ハイパーカジュアル開発における重要な転換点です。ポテンシャルの低いプロトタイプを除外すると同時に、マーケタビリティのあるプロトタイプの機会を逃さないようにすることで、適切なコンセプトをより迅速に見つけ、確実に収益を得ることができます。問題は、ゲームのポテンシャルがあるかどうか、それともそれを構築する時間とリソースを無駄にする前に図面ボードに戻るべきかどうかを正確に知ることは困難だという事です。
しかしこれらは今、変わろうとしています。Supersonicでは、最初のテストフェーズに精度と透明性を追加する新しいマーケタビリティツールを構築しました。ツールをゼロから構築するのにご協力いただいた、SupersonicのプロダクトマネージャーであるMeital Uziel氏と、このツールを使って、より自信をもって意思決定を行う方法について議論しました。
SDKとソーシャルのすべてのチャネルを考慮に入れる
マーケタビリティツールを活用する場合、スコアは1～5の単一の統一された計測値として表示されます。これは、複数のチャネルにわたるプロトタイプのパフォーマンスを示すものです。過去にはプロトタイプはFacebookでのみテストされていましたが、これでは潜在的なユーザーベースが、このソーシャルチャネルのみに絞り込まれてしまいます。
各SDKとソーシャルチャネルは、ゲームに魅力を感じる可能性のあるそれぞれのオーディエンスにリーチします。テストをironSourceとTikTokにも拡張することで、これらのチャネルのユーザーにもリーチできます。このようにパフォーマンスに関する広い視野を得ることで、ゲームの最大のポテンシャルを早期に把握できます。
より多くのチャンネルでテストすることで、パフォーマンスに関する広い視野を得られ、ゲームの最大のポテンシャルを早期に把握できます。
Tall Man Runのテストマーケタビリティツールを活用すると、ソーシャルチャネルとSDKチャネルでのスケーリングに必要なIPMと予測CPIが大変見事なものであることがわかりました。例えば、ironSource SDKの結果を見ると、スコアは4、CPIは0.40ドルと示されており、ゲームのポテンシャルが簡単に把握できます。
この結果を見れば、ゲームの開発を進めるべきであることが非常に明らかでした。VectorUp Gamesの創設者であり、このゲームの開発者であるCarlton Forrester氏にもこのスコアは共有され、私たちが行った意思決定に対する完全な透明性がありました。マーケタビリティツールは、Tall Man Runの可能性を確実に予測しました。実際にゲームは両方のアプリストアで1位に成長し、大きな収益を上げました。
CPI以上のデータを使用して意思決定を行う
CPIは長年にわたり、マーケタビリティテストでの指標の王様と言われるものでした。しかし、潜在的なスケーラビリティと収益の全体像を構成するものには、創造力度や枠の配信など他のKPIもあるため、CPIのみでゲームの可能性の全体像が分かるわけでは必ずしもありません。例えば、FacebookやInstagramなどの枠でゲームが均等に配信されていることを確認すれば、より多くのオーディエンスにリーチし、マーケタビリティのポテンシャルは高まります。CPIに関係なく、枠だけでユーザーを引き付けるゲームはスケーリングが困難です。
マーケタビリティツールは、SDKとソーシャルチャンネル全体で複数の要素を使用します。そこにはこれらの他のKPIが含まれるため、ゲームのポテンシャルをより正確に予測することができます。
マーケタビリティツールは、SDKとソーシャルチャネルの複数の要素を使用して、ゲームの可能性をより正確に予測します。
下のTall Manの例を見ると、各チャネル別のスコアの内訳がわかります。
また、各チャネルのパフォーマンスをさらに深く掘り下げて、総合スコアの元となっている他の主要指標も見ることができます。Tall Man RunのスコアはFacebookでは3.63と低いものですが、ironSource SDKネットワークではIPMが非常に高いということにより、このコンセプトは進めるべきということがわかったのです。
つまり、マーケタビリティテストの結果をきめ細かなレベルで、完全な透明性ををもって把握することができます。ゲームを進めるかどうかを確実に判断できれば、結果的に失敗に終わることになるゲームの成長のために時間とリソースを無駄にすることも避けられます。Tall Man Runでは、テストで高いポテンシャルが示されたため、ゲームを成長させ続け、この結果を得てからグローバルローンチまでわずか2ヶ月しかかかりませんでした。
パフォーマンス分析の自動化
マーケタビリティテストを実施すると、通常、膨大な数のデータが得られ、これらすべてを調べて分析する必要があります。KPIが異なる複数のUAチャネルでテストを実施すると、これはさらに複雑になります。例えば、CPIが0.40ドルのゲームはTikTokでのマーケタビリティは低いかもしれませんが、IPMが25であるとironSourceでのマーケタビリティは高いかもしれません。正しい脈絡でプロトタイプのパフォーマンスを理解し、自信を持って決定を下すのは難しいことがあります。
しかしSupersonicのマーケタビリティツールなら、この分析処理を代わって行います。最も関連性の高いチャネルとそれぞれのベンチマークにわたる重要な指標を自動的に考慮に入れ、ハイレベルな統一ビューから各チャネルの内訳まで、明確で分かりやすい形式で結果を表示します。テストパフォーマンスの分析にかかる時間を減らし、検証を反復したり、新しいコンセプトをテストしたりすることに費やすことができます。
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マーケタビリティテストのパフォーマンスについて完全に透明性の高い視点を得ることで、より確信を持ってプロトタイプ化することができます。是非お試しください。
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