Case Study

Gemoは、イスラエルのテルアビブに拠点を置く独立系モバイルゲームスタジオです。Gemoが開発した「Sort It 3D」をSupersonic経由でパブリッシングすることに決めた理由と経緯を同社創業者が振り返ります。

ゲーム開発者として一本立ちするまで

我々は8年前からゲーム開発を行っています。ただ残念ながら、初期に開発したマルチプレイパズルゲームなどのタイトルはアプリストアの中に埋もれてしまいました。それでもあきらめることなく、あくまでも副業としてゲーム開発を続けてきました。そして数年前にいくつかヘブライ語のクイズゲームを開発したところ、これが大成功。会社を辞めてゲーム開発に専念することを決断し、ゲームで得た収益をユーザー獲得キャンペーンに充て、本格的に取り組むようになりました。

パブリッシング事業の断念

比較的早いペースで開発を進めていたため、モバイルゲームのパブリッシャーと組むことで、より効率化ができると考えました。しかし、実際やってみると想像と違いました。弊社が重視する本当の意味でのパートナーという実感がなかったため、契約を打ち切りました。その後は、パブリッシャーと組むことなく、独自の成長戦略と知見を頼りに事業を運営することを決めました。

Supersonic Studiosからのパブリッシング

その間ずっと、アプリのユーザー獲得やマネタイズなどのグロース戦略においては、ironSourceのツールを活用していました。その間ずっと、同社のアカウントマネージャーが当社の事業成長に寄与するようなアドバイスや事例を絶えず紹介してくれていたのです。

そして2020年に入ってから、彼らは思いもよらぬ提案を出してきました。同社が新設したSupersonic Studiosにおけるパブリッシング事業の最初のパートナーとして当社を迎えたいというのです。以前の苦い経験に基づき、モバイルゲームのパブリッシャーとは提携しないと決めていたにも関わらず、Supersonicにはパートナーとして加わることになりました。それにはいくつかの理由があります。

  • ironSourceとの取引を通じて、彼らが収益やスケールを最大化する実績と知見を備えたモバイルゲームのプロフェッショナルであることが明らかだった。
  • 確固たる信頼と透明性が存在しており、、今日現在でも変わらず、共通の目標に向かって歩んでいくことができると感じられた。恣意的にまたは我々の意図に反する形で当社が開発したゲームを変えてしまおうとするような様子は一切なく、現在も変わらずほぼ毎日、様々な課題に対して共に取り組み、参考となる情報を共有しています。

何よりもSupersonicのチームが柔軟に対応し、また当社に対する理解を示してくれたので、長期的なパートナーシップを構築できるとの確信を得ることができました。

チャート1位を獲得するまで

Sort It 3Dは、Supersonicが改めてローンチした直後から米国を始めとする各国のAppstoreとGoogle Playのランキングで2位となり、最終的には1位にまで上り詰めました。また先月は1カ月間にわたりトップ10入りを果たしています。





いくつかの成功要因が考えられます。

  • Supersonicの助言に応じてチュートリアルを静止画からインタラクティブなものに変更したことで、ゲーム開始時にユーザーが操作方法をより良く理解できるようになった。
  • ユーザーの満足度を向上させるために、ドラッグの動きやチューブ内へボールが落ちる動きを速めるべきといった提案をしてくれた。
  • ユーザーにさらなるインセンティブを与えるため、ゲーム内通貨やスキン機能(ゲーム内のキャラクターやアイテムの見た目の変更)などを追加した。
  • インタースティシャル広告に加えて、複数動画リワード広告の広告枠を追加したことで、ユーザーがゲーム内通貨獲得やスキン獲得のために動画リワード広告を視聴するようになった。

これらの変更を行った結果、プレイ時間は20%増、LTVは30%増となりました。ユーザー獲得のスケールが急激に向上したことを考慮すると、驚異的な数値です。ローンチから1カ月経過した現時点でSort It 3Dは米国市場の第1位。この人気はまだまだ続きそうです。

+20%

Playtime

+30%

LTV

#1

iOS and Play Store in the US

Let's put these tips to good use

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